6月12日の目黒区議会議会運営委員会:係争中を理由にまたまた陳情却下!
6月8日「めぐろ被災者を支援する会」は、目黒区議会に「東日本大震災による目黒区民住宅への避難者に対する建物明渡等請求について、目黒区長に対し議会への裁判経過報告を求めるとともに、災害救助法の趣旨に基づいた生活再建のための話し合いによる解決を求める陳情」を提出しました。
2021年7月の目黒区の提訴後、被告(被災者)は2021年10月住居を退去し、今は知人宅に身を寄せています。このことを被告(被災者)側はたびたび主張しましたが、目黒区側は「残置物がある」などとしてなかなか認めませんでした。
しかし2022年9月26日の第5回口頭弁論でこれをやっと認め、「存置物撤去費用の請求」をやめ「訴えの変更」を行い、本訴訟を「建物明渡し請求」ではなく、「820万6790円+金利年3%を支払え」という内容に変更しました。しかし目黒区は、今日までこの訴えの変更や裁判上でのやり取りを区議会に説明していません。
しかし2022年9月26日の第5回口頭弁論でこれをやっと認め、「存置物撤去費用の請求」をやめ「訴えの変更」を行い、本訴訟を「建物明渡し請求」ではなく、「820万6790円+金利年3%を支払え」という内容に変更しました。しかし目黒区は、今日までこの訴えの変更や裁判上でのやり取りを区議会に説明していません。
「めぐろ被災者を支援する会」は、「話し合いによる解決を求める陳情」をすでに4回、目黒区議会に提出していますが、議会運営委員会は、裁判で「係争中である」ことを理由に毎回門前払いし、陳情を受け付けない決定を行ってきました。
しかし、最近開催された口頭弁論で、目黒区が頑なに拒んでいた証人(目黒区住宅課長および被告)尋問を次々回以降に行うことが裁判長の指揮により決定しました。
また、この4月に行われた区議会議員選挙で議員の約3分の1が入れ替わりました。提訴決定時には在職していなかった新議員を交えて、目黒区の提訴について改めて審議する必要があると考えます。
また、この4月に行われた区議会議員選挙で議員の約3分の1が入れ替わりました。提訴決定時には在職していなかった新議員を交えて、目黒区の提訴について改めて審議する必要があると考えます。
そこで、裁判が大詰めを迎える中、2023年6月議会に対し、判決の前に「区からの裁判経過説明、区議会における民事訴訟についての再度の審議および話し合いによる解決を求める陳情」を提出しました。
6月12日、目黒区議会議会運営委員会でこの扱いが審議されました。委員会では、委員の松嶋祐一郎議員(日本共産党目黒区議団)と山本ひろこ議員(目黒区議会立憲民主党)が「審議すべき」と付託に賛成、しかし他委員の反対多数により委員会に付託をしないことを決めました。5度目の「門前払い」です。
尚、今回こいでまあり目黒区議が紹介議員となり提出された「目黒区が原告となっている裁判を取下げ、被告に謝罪することを求める請願」は委員会へ審議付託されることになりました。
区議会にも引き続きご注目いただけますよう、よろしくお願いいたします。
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■傍聴応援を!
次回口頭弁論 7月31日(月)10:30~ 東京地裁606号法廷